時空 2018 7 21
コーヒーをこぼしてしまった。
コーヒーがこぼれていない状態(時間)に戻れるか。
「時間」は、一方通行なので、過去に戻ることはできません。
今日は、話題を変えて、
「時間と空間」について考えてみましょう。
これは、「頭の体操」というか、「思考実験」です。
私たちが住む次元は、
「縦・横・高さ」の3次元に、
「時間」という1次元を加えたものと考えましょう。
このような構造は、
カーテンとカーテンレールのようなものです。
つまり、「縦・横・高さ」の3次元がカーテンであり、
カーテンレールが「時間」という1次元です。
「時間」というカーテンレールに、
3次元空間がぶら下がっているようなものだと考えることができます。
1次元構造の「時間」は不可逆的であり、逆戻りしません。
1次元構造というと、「直線」を連想しますが、
「線分」でよいので、「蛇行」していてもよいのです。
つまり、重力が強いと、
1次元構造の「時間」は歪むかもしれません。
もっと思考実験をしてみましょう。
「時間」を除外して、「空間」のみについて考えましょう。
自分よりも上位の次元を考えるのは困難なので、
自分より下位の次元を考えてみましょう。
まず、1次元の世界があったら、どういう世界なのか。
これは、「線分」の世界でしょう。
前後には進めるでしょうが、横に動くことはできません。
次に、2次元の世界があったら、どういう世界なのか。
これは、「平面」の世界でしょう。
横には動けますが、上下に動くことはできません。
さて、2次元空間に「3次元人間」が現れたら、
2次元空間の人たちには、どのように見えるのか。
突然、「面積」が現れたかと思ったら、
すぐに「面積」が消えてしまうように見えるでしょう。
それでは、3次元空間に「4次元人間」が現れたら、どうなるか。
「4次元人間」を投影したものが、
3次元空間に現れているようなものかもしれません。
これは、映画のようなものかもしれません。
本来、3次元のものなのに、
映画のスクリーンという「平面」に投影されていますが、
映画を見ている人たちには「3次元の俳優」と認識されます。